君は可愛い。

僕らの大切な宝物。

だからその笑顔を、僕だけのものにしたいんだ。






























いもの
#2
宣戦布告






































「姫〜v一緒にお弁当食べませんか〜v」

「うんいいよv」




「姫!勉強教えて貰ってもいいですか?」

「うん。私にできることならなんでも」




「姫ー、天気いいですよ。散歩に行きましょうか?」

「そうだねv息抜きも必要だし」




「姫〜vvv」


























































「姫姫うっせーんだよ若造…」


後ろの席のほうで、つつましく会話する二人を、

すごい剣幕で見つめる男。

相葉雅紀。

そんな相葉ちゃんに、少々ビビるニノ。


「ま、まぁまぁ、相葉ちゃん。山Pだって、本気なわけじゃぁ…」

「本気だよ」


いきなりヌっと現れた影の正体。

それは、今、話題になっていた山下智久本人だった。





「俺だって、皆さんと同じ、本気の本気。マジなんですってv」

「なんか、本気っぽいよ。相葉ちゃん」

と、横目で訴えるニノ。(ニノの表情にはまだ余裕がある)

わかってる。わかってるよ。と、涙目で訴える相葉ちゃん(相葉ちゃんの表情には余裕なんてカケラもない)



「今まで、同じ教室で、よくGETできませんでしたよね?」


と、ニッコリと営業スマイルをかます山下智久氏。

「野郎のスマイルなんていらねー」と。影で囁いたのは、大野氏だが、その闇の声を聞くものは一人もいなかった。




「んなっ!ちゃんはな!そう易々とGETできちゃうような、ソコラの女の子とは格が違うの!」

机をバンッと叩いて反撃する相葉ちゃん。

そんな相葉ちゃんを「血圧あがっちゃうよ!」と抑えるニノ。

どんな抑え方だ。ソレは…




「どーせ、みなさん「いつか」とか、そんな甘いこと思ってたんでしょうね」





グサリッ>図星☆

ここにいる男性人。全員が一瞬ウッと、顔が曇った。

どうやら本当にそんな甘いことを考えていたらしい。





「俺ならそんな甘いことは考えませんね。「今」が大事ですから」




「そんなの俺だってわかってらぃ!」

キレル相葉。

「俺だって!ソコまで言われたら黙ってないよ!」

ついに立ち上がるニノ。

「ちょっとは先輩を敬ったらどうなのさ?」

目が恐い松潤。

「皆、そうカッカすんなよ」

顔が笑ってない翔君。

「あー、お腹減った」

一人だけマイペースな大野さん(強者です)







「まぁ、今日はこのくらいにしときます。とりあえず、宣戦布告ってことでv」

そう言って、スマイルのまま立ち去る山下智久氏。

どうやらまた「姫」とおしゃべりタイムらしいです。


山下氏が立ち去ったあと、男子面々は、ものっそい表情で山下氏を睨んでいた。(約1名を除いて/約1名とはあの大野君です/笑)




























































「ちくしょぉ!あんの女タラシぃ!」

「相葉ちゃん。山Pだって、本気だって言ってたじゃないですか!女タラシじゃないよ」

「だな。俺もニノの意見に賛成。山P、アレで結構堅いからね」

「松潤にしては貴重な意見だね。俺も、山Pは本気っぽいと思うね」

「俺も本気だと思う。けどね、今一番気になってること、言っちゃっていい?」





意味ありげに首を傾げる大野氏を、皆は不思議そうに見つめた。






































































































「あの、馬鹿って言っちゃっていいくらいのことを愛してるが、どうして邪魔しないのかな?」











































































































































「「「「そうだ!!」」」」





























































































































「…何あんたたち、男5人集まって私のトコにこないでよ。ムサいわね」



いつも以上にムスっとしているに、少々怖気づく相葉ちゃん。

その後ろからそっと「大丈夫大丈夫」と、赤ちゃんをなだめるように囁くにはニノだった。







シーンとしずまった重苦しい雰囲気の中、翔君が口を開いた。















はさ、今日はなんでの側にいないのか、って、俺たち気になって聞きにきたんだ」











































そう言うと、は意味ありげにフッと笑った。





「いやぁねぇ。私もそろそろ子離れしなきゃなぁと思ってさ」




「(ボソッ)誰がこんなガサツな奴の子だよ」



「相葉後でシメる」



「……(相葉)」「どんまい!(ニノ)














































「で、子離れするって…」

翔君はそこで口を噤んだ。
























































「そろそろに、彼氏でも作らせてあげよぉかな〜って」




































































































「なにそれ!ちょっと酷いんじゃん!?俺たち今までずっと我慢してたのに!」

「ハイハイ。ちょっと黙ってって、潤君」

「松潤、ちょっと抑えて。な?」

「……分かった」





































































「まぁ、彼氏を作らせてあげるって言っても、山下とは限らないわよ?」

「ということは…」

「そう、頭の回転が速い翔君は分かったと思うけど…アソコの馬鹿と違って」


「なっ!アソコの馬鹿って誰だよ!」

「相葉ちゃーん、抑えて〜」









































































「あなたたちにも、チャンスがあるってことv」








































































「やっぱり…」


ニヤッと笑った翔君は、少し男前だった(何)

その他面々も、顔に余裕が出てきた様子だ。

大野氏に至っては、特に反応する様子もなく。

「当たり前でしょ」という顔でふんぞりかえっていた。(さすが大ちゃん!)




































































「とりあえず、腰抜けはダメね。は、私が認めた男しかダメだからね。
 そこんとこだけはヨロシクねv諸君!」






アイアイサー。と、敬礼の真似をする彼ら。

は、「ヨシヨシv」と、満面の笑顔で頷いていた。









「ところで、そのことは山Pに言ったの?」(櫻井)

「うん。このクラスに来た日にね」

「えー!それってちょっとズルいんじゃないの!?」(松本)

「別にズルじゃないわよ」

「ぜってーズルだ!」(相葉)

「私から言ったんじゃないわよ。山下から言ってきたのよ」

「山Pからって?」(二宮)

「『姫、貰っちゃってもいいですか?』って」

「うわー、にも宣戦布告しちゃったの?」(大野)

「うん。されちゃいました。でも、そんくらいの男気があったっていいのよね。
 むしろあれぐらいしてもらわなくちゃ!あんたら腰抜けと違ってね」















































































































「「「「ウグ…」」」」







「俺腰抜けじゃないもーん」(大野)

「そだね。大野君は腰抜けじゃないね」

「…大野最強☆伝説だよ」(松本)







































































































「とにかく!チャンスはあなたたちにもあるけど、私は山下を応援するからね」

「えー!なんでぇ!」(相葉)

「だって、あんな正面から堂々と!男らしいじゃない!」

「そんくらい、俺だって出来たのに」(松本)

「あんたらは、仲間内でスローペースな戦いしてただけでしょ!ウジウジしてて!山下の方がよっぽど男らしいわよ」

「でも、男気があって、なんなのって感じなんだけど」(二宮)

「あれくらい堂々としてればを守ってくれるってことよ」

「なるほどね〜」(櫻井)

「だーから、俺らも男らしくなればいいんでしょ?」(大野)

「ま、そういうことだね。完璧☆な男になって、もGETしちゃってください」




































































































「「「「「その勝負!受けてたとうじゃん!」」」」」















































































































「ま、を泣かそうもんなら、この私が二度と立てないようにしてあげるから。
 覚悟しといてねv」























































































































「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」















































































とりあえず、絶対負けない!と、彼らは強く思った。

そして、この女には一生勝てないだろう。と、5人全員が思ったことは、言うまでもないだろう。




























NEXT

以外に人気な恋は尊いもの。ですが。
ニノの言葉づかい。未だによくわからんのですよ。
敬語??それともタメ??
統一されてない私の夢小説っていったい…














































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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