言ったからには行動に移す。 男に二言はない! 僕の気持ちは、彼女一直線なんですから 恋は尊いもの
#3勝負しません? 「うぇーーーーー」 冒頭から泣いてる奴一名。 お分かりでしょう。泣くやつといえば奴しかいません。 「うっとーしぃよ相葉」 「!?ニノが呼び捨て!?」 ショックを受けている相葉雅紀を無視し、 二宮は手元のお菓子をパクパクと食べていた。 「ニノーそのポテチもらっていい?」 「いいですよー」 「あ、コンソメじゃん!のりしおないの?」 「我侭言わないでくださいよ松本さん」 「今は何が何でものりしおが食べたいんだよね。 あ!翔くーん、のりしお持ってない?」 「…行っちゃったよ…」 フゥと、一つ溜息をつき、 二宮はまたしてもポテチ(コンソメ)をパクパクと食べ始めた。 その行為に少々飽きてきたのか、 机の中から雑誌を一つ取り出し、つまらなそうに眺め始めた。 その間にも相葉は放心状態のままほっとかれているわけですが… 「ね!翔君!のりしおは!」 「ハ?俺持ってねーよ」 「んだよ!役に立たないなぁ!」 「(役に立たないとはなんだよ)まぁ、大野君とかなら持ってるんじゃん?」 「そ?じゃぁ大野君とこ行ってくるーvあ!大野くーんvのーりーしーおー!」 「……えー…と……ポッキーでも食べよっかなぁ」 一人空しくなった櫻井は、ポリパリと、 なんだか空しく(一人で)客観的に見ればとても切ない後姿で食べていたのだった。(完) 「のりしお?今日は持ってないんだなぁ〜」 「え?マジ?どうしても食べたいんだけど」 「じゃがりこの肉じゃが味ならあるけど食べる?」 「うわっ!何それ!」 「新作。一昨日買ったらハマッタァ」 「…ふーん…そんな肉じゃが味いらないからさぁ?お願い!のりしお出して!」 「そんな出してって言われても、俺ド○えもんじゃないし」 「のりしお食べたい!食べたいったら食べたいのーーーーー!」 「…(お前いくつや)」 松本は大野の襟元を強く握り、 上下左右に振り回した。 そろそろ二人目の大野君が覚醒(!?)しようとしていた時、 一人の少年が松本に声をかけた。 「俺持ってますよvのりしお」 「え!?マジ……で…」 間。 「うわぁーーーー!出たぁ!」 「なんですか、そんな声出して。それに人を指さないでくださいよ」 「…なんだよ。お前今日休みじゃないのかよ!」 「ご心配なくv仕事なら午後からですからv」 「ムゥ〜…なんだ!その満面の笑みは!大野君もなんか言ったれ!」 「………気持ち悪い……」 松本に揺られ、第2の大野降臨は免れたものの、 大野本人は気持ち悪くてしょうがなかった。 見てわかるほど青ざめていた。 (しかし松本は自分のせいだとは思ってない) 「智大丈夫!?顔めちゃくちゃ青いよ?」 「…松潤のせい…ウッ」 「ああ〜!大変!保健室行かなきゃ!」 「あ、ちゃん!大野君なら俺が連れてくよ!(ちゃんと保健室で二人きりなんて断固許すもんか!)」 「大丈夫だよv松潤はのりしお食べたいんでしょ?ゆっくりしててよv」 「え…いや、あの、そこまで食べたいとは」 ((((じゃぁなんであんなにしつこかったんだよ!)))) と、この教室にいた者(特に翔君)は一斉につっこんだ。 そのまま大野と姫は教室を出て行った。 「あ〜あ、松潤のせいで大野君とちゃん二人っきりだぁ」 「うっさいなぁ!相葉のくせに!」 「!?…松潤にまで相葉呼ばわり!?!?!?」 「俺って後輩にこんなないがしろにされて…何かしたのかなぁ」 と、教室の隅っこでのの字を書き始めた相葉の肩を、 ポンポンと叩きながら「大じょぶですよー。相葉ちゃん」と、何が大丈夫なのか分からないが 二宮が一生懸命(半分面倒くさそうに)励ましていた。 「…さて、姫も居なくなったことですし、本題に入りましょうか」 「山Pって実はすっっっっっごい腹黒だよねー(怒)」 「松本さんはのりしおでも食べて黙っててくださいよ」 「んなっ!!」 「松潤抑えて!」 「翔君!後輩にこんなこと言われて、俺黙ってらんない!」 「ねぇニノォ?松潤って言ってることとやってること、矛盾してるよねぇ?(涙目) 「相葉ちゃんのこと先輩だと思ってないんじゃないですかー?」 「…(グサリ)」 「と に か く 。山下、一体何が言いたいんだ?」 「頭の良い翔君なら話が早いですv」 「おまっ、俺をおちょくってんのかぁ(怒)」 「ちょっ松潤(汗)」 「まったく、気が短いなぁ…俺みたいな大きな心を持ってくださいよ」 「こんのぉ……」 「松潤!気持ちは分かるけどここは抑えて!マジ!」 「…もう松本さんあんまもたなそうですね、じゃぁ手短に話しちゃいます」 「あ、お願いします(最初から手短に話してよ/涙)」 「勝負しません?」 「ハ?」 「ヘ?」 「なんですか?二人してそんな腑抜けた声だして」 「いや…そんな改まって…」 「ちょっと拍子抜けしちゃって」 「この前宣戦布告しちゃったし、そろそろ行動に移そうかなー?と、思いまして」 「行動に移すねー…山Pごときがちゃんを落とせるとは思えないけどー」 「行動にも移してない人に言われたくないです」 「かっわいくないなぁ…」 「別に可愛くなくていいです」 「………(怒)」 「うわぁ!松潤抑えてー!山下もあんま挑発しないでっ!」 「じゃぁ勝負方法をさっさと説明します」 「なるべく早くね!は や く っ!(汗)」 「勝負方法は……」 「ありがとぉ〜」 「気にしないで!智はベッドでゆっくり休んで!」 「うん……(松潤のせいで本当に気持ち悪いよぉ)」 「こんなときに保健の先生いないしっ!何処行ってるのかなぁ?」 「あの先生は居るときのほうが少ないよ」 「…まぁね(汗)」 は、大野を連れて無事、保健室に辿り着いた。 廊下では、違うクラスの男子が、のことを振り返っては見た。 が、鈍感なはその見られているのが自分だとは気づかず、そのまま保健室へと辿り着いたのだ。 さすが、可愛いだけで姫はやっていません。(笑) 「智だけ残して教室戻れないしなー」 「いいよ、俺休んだら戻るから」 「そんな無責任なことできないよ。じゃぁ、気持ち悪くなくなるまで一緒にいるっ!」 「ありがとうv」 「どういたしましてv」 なにやらピンクのような、ほのぼのな雰囲気が保健室に流れたときだった。 数人の誰かが、保健室のドアを開けた。 「あっちー!」 「亮ちん亮ちん!足痛いぃ〜肩貸してや〜」 「うっさいアホ!亮ちんゆーなぁ!(怒)」 「亮ちん〜(涙)」 「錦戸、肩ぐらい貸してやれって」 「やって、こいつ肩貸すと全体重かけてくんねん!」 「足痛いねん…しょうがないやん」 「内はなぁ、甘えすぎや!小山やて足怪我しとんのに一人で歩いてるやん!」 「いや、俺のはただのかすり傷だから」 「俺のはちゃうでぇ!見てみぃ!このおびただしい血を!」 「んなこと言ってへんで手当てすんで!そこ座っとき!」 「さすが亮ちん男前ー♪」 「…包帯グルグル巻きにしたろか?(怒)」 「…?誰か来た…のかなぁ?」 聞きなれない関西弁に、はそっと、カーテンをのぞいてみた。 そこでは、男子生徒3名が、イス付近でたむろっていた。 服装がジャージなのを見ると、前の時間は体育の時間だったことが伺える。 は、ひざからどっぷり出ている血を、心配そうに凝視していた。 「…?カーテン越しに誰かおるで?」 「そりゃいるかもしれないけど」 「ホラ!内あんま動くなって!」 「そこにおんの誰やー?」 「え!?あ、あたし!?」 は慌ててカーテンからパッと出た。 そのの姿を見て、数秒固まる男子生徒3名。 最初に口を開いたのは髪が茶色い、ひざからどっぷり血が出ている、内と呼ばれる少年だった。 「あんた。あの姫?」 「んまぁ、いちよう姫って呼ばれてます…けど」 「うっわー!俺このガッコ来て初☆姫やで!」 「俺かて初めてや」 「俺は運動会のとき見たー」 は、両手を前でギュッと握り、どうしたもんかと立ちすくんでいた。 頼みの綱。幼馴染の大野は、気持ち悪さのせいかいつのまにやら夢の中だった。 そんなの前で、3人はあれやこれやと討論していた。 さて、どうなってしまうのでしょうか。 |
キャハv山P黒いv えっと、これはノリです。私の山P像は『指輪』参照。 ギャグだから…えっと、あと、ごめんなさい相葉ちゃん(汗) あの、ギャグだから大目に見て(汗) あとNEWSの大御所登場!(私の中で) ほかのメンバーも好きだけど、やっぱこの4人です(山P・内・錦戸・小山) 最初はV6にしようと思ったんだよ。岡田とか、森田とか三宅とか。 でも、キャラが違ったら嫌だから急所NEWSに変更しました。 |
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