雲ひとつ無い空。

果てしないな…飛んでいけそう。

でも、どうせ飛べるわけがない。

だって羽なんかないんだから。

































小さなと、大きな等。

























夢を見たの。

内容は忘れたけど…枕には涙の跡。

あぁ…またか。って思った。


階段を降りて、ラップをしてある朝食に目を向けた。

そこには、手紙までそえてあった。


『今日お母さん仕事で夜遅いの。お勉強頑張ってね   母より』


お腹が痛み出した。

ご飯を食べて…トイレに向った。







部屋へ向い、「しょうがない…」と勉強に手をつけた。

まずは私の一番苦手な歴史。

それから理科、家庭科と、とにかく覚える教科をかたっぱしから勉強した。

でも、全然頭に入ってこない。

私の頭はもう老化が始まっているのか…どうなんだろう。





「少し休憩」




立ち上がって、部屋のTVの電源を入れた。

ちょうど、私の好きなトーク番組が始まった時だった。

『ラッキーv』心からそう思って、小さくガッツポーズした。





そして、今日のゲストは嵐の松本潤君だった。

お姉ちゃんが好きな人、お姉ちゃんはこの人のこと『松潤』って呼んでた。

ふぅん。綺麗な顔してるんだなー…


女の私よりもかなり綺麗な顔をしてる。


お姉ちゃん、こういう人好きだもんね。








30分の短いトークショーは、あと残り5分となった。

あ〜あ、また勉強しなくっちゃ。






TVの電源を消そうとした時だった。





「残り5分となりました!TVを消そうとしているアナタ!ちょっと待って!」






何さ…





「松本君からお知らせがあります」





いいや、別に興味ないし、

電源に手をかけた。





「俺、番組の新コーナーを受け持つことになりました。番組ではみんなの悩みを聞くから、皆悩みがあったら、コチラまでどうぞv」





悩み…ねぇ。

本当に聞いてくれるのかな?

私は住所をメモった。

そしてハガキを一枚取り出し、私の悩みを文章にまとめた。

別に、松本君が好きなわけじゃない。

本当に悩んでるから、私は書いた。

学校のこと、友達のこと、そして…色々と、









他の子達は…どんな気持ちで書いているんだろう。

やっぱり、松本君目当てなのかな?





















いっいいじゃない、他の子がどんな気持ちだって。

私みたいなすごく悩んでる子だっているよ。うん。

TVで良く観るもんね。







変な考えはやめて。この手紙に集中しよう。

















この思い。届きますように。

この痛み。伝わりますように。

そっと。慰めてくれますように。









小さな期待を膨らませ、私はハガキをポストに入れた。





























返事が来たのは、それから一週間後だった。








NEXT

シリアス!?松潤でシリアスやっちゃった!?
色々悩むお年頃なのです。この少女はv
しかも名前出てきてないよ。うぉ!やっべー!
ま、良いか。
今回は、主人公side 次は松本sideです☆でも、甘甘だからね。







































































































































































































































































































































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