番組で応募した『手紙』は、すごい数だった。

その手紙の中の一枚が、俺は忘れられない。

まるっこくて可愛い字で、それは書かれていた。

そして最後に「助けてください」と、そう書いてあった。


















































小さなと、大きな等。
























































俺は、悩みハガキを一枚一枚手にとって読んだ。(全部読んどけって言われたからね/汗)

『学校の悩み』『恋の悩み』『仕事の悩み』

色々なものがあった。でも、ほとんどが、本気で悩んでいるとは思えなかった。

ただ興味本位で送ったもの。というのが、一文字読めばわかってしまう。

「やっぱり…」つい口からそんな言葉が出てきてしまう。

俺も最初は思った。

自分で言うのもなんだけど、『嵐』は結構人気があるし、俺だって、人気がないわけじゃない。

アイドル相手に、そんな深刻な悩みを送るわけがない…

実は、少し深刻は悩みはないかな…と期待していたんだけどね。

そろそろハガキも数少なくなってきたころ、俺はひとつのハガキをみつけた。

俺は、そのハガキを読んだ。











わかった。

この子が今すごく悩んでいるんだってこと。

この子が今すごく助けてほしいんだってこと。

この子が…本当にかわいそうな子だってこと。















俺はそのハガキを読んだあと、その一枚のハガキを自分のカバンにしまって、それまで読んでいたハガキをダンボールに戻した。

俺は、この子に返事を書かなくちゃいけないんだ。

本当は、俺が書くんじゃないんだけどね。

個人的に…俺はこの子と会ってみたかった。


















そのハガキのことは、本当に誰にも言わなかった。

番組のプロデューサーにも、もちろん嵐のメンバーにも、

これは俺の意見だけど、こういう悩みってさ、きっと誰にも知られたくないんだと思う。

だけど、苦しくて、溜め込みすぎて、耐え切れなくなって…

この子は…やっとの思いでこのハガキを書いたんだと思うんだ。

言葉にできない思いを、一生懸命文章にする。これってとっても難しいはずだよね。

俺、マヂで悩んだことってないからわかんないけど、たぶん、そうだと思う。

そういう深刻な悩みを持ってる子を、番組のネタになんかできない!

俺が…俺がなんとかしてあげなくちゃ!






















俺は仕事の合間をぬって、ハガキを書いた。

時々相葉ちゃんとかに「何書いてんの?」とか聞かれたりしたけど、「なんでもないよ」って答えた。

これは秘密なんだ。俺の勝手で決めちゃったけど…





















俺はハガキを一生懸命書いた。

一文字一文字気持ちをこめてね!気持ちがこもったハガキが来たら、気持ちがこもったハガキをかえさないと…

金八先生が怒るからね!(笑)











































キミの悩みはよくわかりました。

僕はキミに興味があります。きっともっと言いたいことがあるんじゃないかな?

僕はそうだと思います。

きっと言葉には言い表せないような、そんな悩みなんだと思います。

こんな僕だけど、番組とかヌキにしてキミに会いたいです。

キミの悩みを、受け止めたいです。

どうか、良い返事をください……






from:松本 潤











またしても名前出てきてない::ごめんなさい。
次回はやっとでてきます〜v今回と前回は、まぁ序章みたいなもんですってv
大丈夫ですよ奥さんvこれからちゃぁんと甘くなるんですからv
ってことで次回は!『出会い』って感じでお送りいたしますv

































































































































































































































































































































































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