その冷たい目は誰のもの?

その冷たい言葉は誰のもの?

僕の居場所は、君の心には…もうないの?






























を見ることをすること


































今日は、仕事仕事でやっとのことでとれた休暇。

だいたい3日…くらいかな?

皆に「どうして休暇を休日にしないの?」とか聞かれた。

もう何十回も聞かれた(特に松潤)

そんなの、言えるわけないじゃん。

「休日は学校がないから」…だなんてさ。




























俺はいつものように、朝ごはんを食べ、歯を磨き、そして家を出た。

何も変わらない朝。

何も変わらない通り道。

そして、何も変わらない教室の様子。

でも、唯一いつもと違ったのは……
















































!おはよっ」



そう言っての肩にポンと手をのせると、は一瞬びくつき、目を下に向けたまま

「おはよぅ」と聞こえるか聞こえないかの声で返事をした。

俺…なんかしたかな?






…どうしたの?体調悪い?」

「うっ…ううん。違うの…あの、ちょ…っと…その」

「え?」

「ゴッ!ゴメン!」

「おい!!?」





はそのまま教室を飛び出していってしまった。

どうしたんだろう…いつもと様子が違った。

俺…なにもしてない…よな?






「櫻井、となんかあった?」

「別に……」

「前まで仲良かったのにね、なんで?」

「…んなのッ……俺が聞きたいよ」



























少しキツメの声でに向かって叫んだ。

は「はいはい」と軽く流し「ごめんなさいね」と、少し皮肉交じりに付け足した。



























は、授業の始まるギリギリになって教室に現れた。

俺は「何処へ行ってたのか」と聞こうと身を乗り出したが、

先生が教室に入ってきたので諦めた。

授業中、の様子を見ると、やはり変わった様子はなく、

とても一生懸命に勉強していた。

さっきの態度はなんだったんだろう…

ただ肩をポンって、叩いただけなのに…

前なら、笑顔で「おはよう」って言ってくれたんだけどな…













































俺は、授業が終わったと同時にに話し掛けた。

しかしは、「ゴメン用事があるから」と、俺を突き飛ばし教室から飛び出した。



























































































俺は、俯きながらも自分の席についた。

そして、暇つぶしのために持ってきた本を広げ、瞑想にふけった。

しかし、その本の内容が全然頭には入ってこなかった。




































それから、ずっとボーっとしたまま時間は過ぎていった。

は相変わらず俺を拒絶し、は「どんまい」と、本気で励ましてくれたりで、

俺はかなり情けなくなった。

こんなんだったら、休日に休暇とればよかった…

せっかくの休暇にストレスためてる俺ってなにさ。

馬鹿みてぇー。
















































































































そんな中。

もうすぐで、学校の授業が全部終わる、という頃になって。

俺はのある変化を見つけた。

今日の最後の授業。数学の授業の始めに先生が入ってきたときに、は一瞬びくつき。

そして小さく縮こまった。

授業中もは、小刻みに震えていた。

なにに怯えているのか、俺にはよくわからなかったが。

数学のあの先公が関係していることは確かだと、俺は確信した。







































































何かあったとすれば、俺が休んでた2週間の間………か。

だったら、の変化に気づいてるかもしれない。

数学の時間の、あの変化のことについて………



























































「おーい!ー!」

「?あ、櫻井君。なんか用?」

「あのさ…2週間前から、に、なんかおかしいとこってなかったかな?」

「おかしいとこって?」

「例えばいつもと少し違ったりとか……」














































































「…あったね」



















































は、少し俯いて、でも力強く言い切った。

俺は、キッとを見つめた。













































「ソレって、どんな……」

「櫻井君が、に勉強教えてあげるって言った日。 あの子、本当に楽しみにしてたんだよね」

「…うん」

「だけど、あの日、…」








































































































「あっれー?どうしてこんなトコいんの?」


ソコは、職員室の前だった。


「あ、ちゃん!ちょっと数学のあの先生に頼まれちゃってv」

「ふーん。、あの先生のお気に入りだもんね?」

「そんなことないよぉv」

「っつかさ、櫻井君待ってるんじゃないの?」

「そう!そうなの!だから急いでるんだ。先生もすぐ終わる〜って言ってたからたぶん行けるはずなんだけど」

「そっか、がんばってね!あの櫻井君に教えてもらうんだからしっかりね!」

「はっはい!」



































































































「そのあと、私まっすぐ家に帰ったの」

「…で?なにがどう変わったって、それじゃぁ別になにも」

「こっからが大事。言っていいのか、わかんないけど、でも、言ったほうがいいに決まってる」

「……」



俺は、いつもチャラチャラしているの真面目な顔に、少しびっくりして、息を呑んだ。






「その後、。私の家に来たの。7時くらい…だったかな?
 
 、その日は部活もなくって早く帰ってくるはずなのに、制服でさ。

 『こんな時間まで勉強してたんだー』って思ったんだ。最初は。

 でも、、その時………



















































































































泣いてたんだ」


























































































「…え?それって、なんで」

「私だって聞いてみたよ。でも、泣くばっかりで何にも言ってくれなくて………
 
 次の日、は普通に学校に来たの。それで、普通に挨拶してきたの。

 そんな。痛々しくて見てられないじゃん。

 一生懸命笑顔作ってさ。それ以上。私には何も聞けなかった。」

「そっか。ありがと、

「ううん、いいの。じゃぁ私探してくるね」

「ああ、本当にありがと」





はニコリと笑って走っていってしまった。






















































俺は………なにができるんだろう。

数学の先公と関係があることくらいしか、確かなものはないし。

下手に行動に出たら、傷つくのはきっとだ。

俺は、が泣いた原因を突き止めて、慰めてあげなきゃいけないんだ。

俺にはそれくらいしか出来ないし…






















































































俺は、のことが好きだから………

















































































に何があっても俺が守るし、

慰めてあげる。

だって大切な人だから。

僕の居場所を、君の心に見つけたいから。





























































また、微笑んでほしいから。




















































俺は、と反対方向へと走り出した。









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翔君始動★☆(意味不)
切なくしようとすればするほどヘンチクリンになってしまぅー><
どうすりゃいーんだ!
久しぶりにUPしたと思ったらこんな駄文で申し訳ない…(汗)



























































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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