こんなこと言ったら嫌われるかな? あれ?でもどうして嫌われたくないの? … これって何でだろう…… 夢を見ること恋をすること 「翔君…怒ったかな?」 私は屋上に上がる階段に座って、溜息をついた。 今日は一日私事で翔君を避けてたけど… やっぱりあからさますぎたような… 私はそんなことを考えながら自己嫌悪に陥っていた。 その理由は…… 思い出したくもない… 「…ちゃん」 「あ!!探したよ」 「ゴメーンvちょっと考え事してて」 「ハイハイ。ないに等しいオツムを使って頑張りましたこと」 「!?ひっどーい!そんなこと言わなくたってぇ!いちよう努力はしてるもん!」 「いちよう…ね、い ち よ う !」 「ウグッ…」 相変わらずちゃんのツッコミは痛い… けど、私を見つけたときのちゃんの心底ホっとした顔。 すっごい息切らして走ってきたとこみると、 一生懸命私を探してくれてたんだな。って思う。 本当、ちゃんは私の人生の中での一番の人だよ。 「…あの…こんなこと聞くのなんなんだけどさぁ」 「ん?何?」 「翔君…って…何処にいるかなぁ?って」 「櫻井はね、私と同じくらいの勢いで今を探してる」 「……そっか…」 「何?会いたくないの?」 「え!?いや…そんなわけじゃぁないんだけど…」 「なにそれ」 会いたくないというか、会いにくいというか、会わす顔がないというか… 「今はどうしても翔君にはあえな…」 「あ、櫻井だ」 「!?うっ嘘!?何処!?」 「真正面から向かってくるアレは櫻井以外の何者でもないよ」 「…い…いないってゆって」 「あんた何処に隠れるつもりよ」 「………」 「…あ、…」 翔君は私を見るなりすごい安心したように大きく息をはいた。 そして「良かった」と、とても小さい声で呟いていたのを、 私には聞こえた。 「見つかったんだ?」 「おう!私はと何年も幼馴染やってるからね!」 「のいるとこはお見通しってか?」 「フフン♪ま、ねv」 そして、翔君はくるりと私のほうに向き直った。 「そうだ、」 「え!?あ……何?」 いきなりの翔君の声に少しびっくりした。 なんか、懐かしい… 最近聞いてなかったから。翔君の声。 なんか、こう、心が落ちつくというか… …!?何言ってるの私は//////// 「勉強会、この前の気にしないでいいから、また日を改めてやろ?」 「えと…あの……ありがと……」 翔君に、精一杯の笑顔を向けた。 ひきつっていたかもしれない。 でも、それに翔君も満面の笑みを返してくれたから… ありがとう……… 「………」 「ん?どうしたの?ちゃん」 「あ!ゴメン!ちょっと用事思い出した!私帰る!」 「え!?そ…そんないきなり!!」 「じゃ!まった明日ね☆」 「ボソッ)櫻井。後は任せた」 「…え?」 そ…そんな。ちゃん… 私を、今いっちばん一緒にいたくない翔君と二人きりにするなんて… 「なぁ?」 「なっなに!?」 「俺らも帰ろう?」 「う…うん」 …うう…気まずい…… 「俺、怒ってないよ?」 「…へ?」 「が教室に来なかったこと」 「……うん」 「俺……いつまでも待ってる」 「…………」 「が話してくれるまで」 「………………え?」 「来なかったのには、理由があるんだろ?から聞いた」 「…それ…は」 「いい!無理して言わなくても!」 「…え?」 「本当、俺結構気長いんだぜ?もう、1年だってなんだって待ってやるから!」 「うん」 「だから、話したくなったらで…」 「庭園に行こう?」 「え!?今から!?」 「うん。庭園なら、この時間誰も来ないし…」 「ってことは…」 「…話す」 「本当に…いい…の?」 「……うん」 翔君にちゃんと知ってほしいから。 ずっと、胸にしまっておくのには、荷が重過ぎるから。 勇気を出して、あなたにすべてを伝えたい。 今にも落ちそうな私の涙の粒を、翔君は優しくふき取った。 そして、とても温かい笑顔でこう言った。 「ありがとう」 胸に、なにかが広がっていく。 あなたという存在が…私の生活の中で、とても大切なものになっていく。 この気持ちが、今は何なのかわからない。 けど、そのうち分かる気がする。 今は、とりあえずこの人と真っ直ぐに向かい合って、話がしたい。 聞いてほしい。 庭園に誰もいないことを確認し、私は話し始めた。 「あの日…私は…」 どうか、どうか嫌わないで…… |
進展がないです…が!次回はついに!? |
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