僕の瞳には君が居る。 君の瞳には僕が居る。 これって素敵なことじゃない? ぴゅあ。 「わーわーわーvvv」 今日は久々の休日。 俺の彼女が、急に『雅紀の部屋が見たい』って言ったから、今の状況に至ったわけ。 俺たちは付き合ってもう1年と半年。 結構ピュアな恋愛してきてるんだv は可愛いから、俺、大事にしてる。 今も、そしてこれからも。 「雅紀の匂いだね〜」 「匂いって…なんか臭いイメージがあるんだけど!せめて香りって言ってよ(笑」 「えぇ〜…雅紀の香り?なんか消臭ポットだよ。匂い!雅紀は匂いで十分v」 「ひっどー!せっかく家に招待してあげたのにぃ!」 「はいはいvごめんなさい…あ!この雑誌見てもいい?」 は俺の反発をサラッと流し、本棚の雑誌に手を伸ばした。 そして、部屋のベッドに背をもたれ、雑誌を読み始めた。 どうしていいかとただ立ちすくんでいる俺に、 「こっちおいでよ」と、は自分の隣をポンポンと叩いた。 「お邪魔します」 「どうぞくつろぎくださいませ♪」 は、雑誌を何度も何度も読み返してた。 熱心なの顔はとっても可愛かった。 いや…いっつも可愛いんだけどねv(ォィ 「あー、見て見て〜雅紀が居るよ〜」 「居るに決まってるジャン☆それ嵐のページだもん」 「…雅紀…嵐だったっけ?」 「…………」 フリーズ状態。 「えっと…冗談だよね?」 「当たり前田のクラッカーv冷や汗出てるよ?だいじょぶ?」 「あ…まぁね」 でもがマヂ顔で言うと冗談がマヂに聞こえるからやめてくれ! 俺は心の中で何度も何度も呟いていた。 は、雑誌をジッと見て、俺の方を向いた。 そして雑誌を指でトントンと叩いた。 「この人誰だっけ?」 その指の先には、俺と一緒に並んで自転車こいでる翔君の姿があった。 ってほんっと記憶力悪いよね。 デートの時間間違えるし、デートの日だって忘れるし。 それに翔君のことだって先週教えたバッカジャン… 「翔君だよ。先週教えたじゃん」 「しょう…あ!思い出した!櫻井翔君ね!わかったA!」 本当にわかったのかな? 「よ〜し!今度は覚えた!今、翔君は私のかっこいい男の子リストに入りました!」 「え!?そんなリストつくってんの!?」 「まぁね」 「じゃぁ俺は!俺はどこ入ってるの!」 「さぁv何処でしょう。3択です」 「うんA!」 「a.超かっこいい人リスト b.素敵過ぎる人リスト c.天然ボケな人リスト」 はニコニコ笑って返答を求めた。 なんか、全部微妙ぢゃない!? 特にc!俺天然かよ!みたいな…(みたいな…使っちゃだめだよね) なら入れかねないし… じゃぁ…まぁ… 「cで」 「ブッブー。大ハズレ。私雅紀だったらb選ぶな!って思ってたのに」 「だって入れそうジャン?cに」 「まぁね。初めて会った時は入ってたよ。cに」 「じゃぁ今は違うんだよね!」 「うんv」 「何処!」 「大切な人リスト」 「まぢ?」 「うん。そうだよ?ちなみにこのリスト入ってるの雅紀だけね」 こんな、こんな可愛い顔して… そんな可愛いこと言うなよぉ〜… 俺、今、の両親に感謝したい気分。 「この子産んでくれてありがとうございますぅ!」って。 泣いちゃっていいですか?ってか泣くよ?嬉しすぎ>< 俺は、その答えがabcのどれでもなかったことなんて気にしなかった。 記号なんかより、正式名を言われた方がずっと嬉しかったし、 なにより、そのリストに入ってることがとても嬉しかった。 「どうしたの?黙っちゃって。あ!もしかして嫌だった?だったら天然ボケな人リストに入れてあげても…」 「STOP!やめて!いいよ!大切な人リストで!」 「いいの?」 「俺すっごい嬉しいの!メッチャ嬉しいの!がそういう事言ってくれるの!」 「ほんと?よかったv」 フワッと笑ったを見て、抱きしめたい衝動にかられた。 はそんな俺の様子に気づいたのか、俺の胸にポフッと顔をうずめて、手を俺の背中に回した。 俺も、手をの背中に回してギュッと抱きしめた。 大好きって気持ちを込めて。 「雅紀の音が聞こえるねv」 「え?」 「心臓の音。すっごい速いの。知ってた?」 「知ってるにきまってんじゃん!自分のことだよ?」 「へぇ……ドキドキしてるの私だけかと思ってた」 「え!?今まで気づかなかったの!?俺と会う時すごいドキドキするんだよ!」 「へぇ…そっか…でもさぁなんか…なんだかなぁだよね」 「なにが」 「だって、付き合う前にドキドキしてたら「あ、この人私のこと好きなんだ」ってなるでしょ? でも付き合った後、同じようにドキドキしてたら「あ、この人私と居て疲れるのかな?」って、思うじゃん」 「どうだろね〜」 「それに私たち、もう1年半も付き合ってるのに。いいのかな?こんなドキドキしてて」 「いいんじゃない?俺はのことが好き。は俺のこと好き。これでいいじゃん」 しばしの沈黙。 俺…なんかやばいこと言った? その後、は「そうだね」って言った。 言った後、の抱きしめる力が強くなるのを感じた。 、絶対笑ってる。俺にはわかった。 そう思うと、俺もフッと笑みがこぼれた。 1年と半年付き合ってて、こういうことで幸せになれるのって、俺たちくらいだよね。 君とあってドキドキして、抱きしめただけでこんなにあったかい気持ちになれる。 やっぱり、俺たちはピュアな恋愛をしてるんだ。 今も、これからも、ずっと、ずっとピュアな恋愛をしていくんだ。 いつまでたっても、君が隣に居る。二人の体温を感じられる。 これってすごい素晴らしいことだよね。 最後に、やっぱり僕は、君が大好きです。 いつまでも、僕を大切に思ってください。 僕も、君を大切に思ってるから。 |
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