町で見かけたあの女の子に、

少し見惚れてしまったのは、俺が男だから?

でも俺は、それが本能だって思いたいんだ。























敵に出会って恋をして






















今日は俺の誕生日。嬉しくもあって、ちょっと辛い日。

なんでかって言うと、

嬉しい→皆が祝ってくれる

ちょっと辛い→大量のファンレター

という事、で、ふぁんれたーだけならいいんだけど、中には高級品があったり、結構なものが入ってたりする。

俺、そんなのもらえないから少し気が引けるんだよね。

んで、年々増えてるの。どうしてだろう。

ファンレターだけならこんなに辛くないのにな。







俺は朝からそんなことばかり考えていた。

で、悩んで翔君に電話してみたら(翔君って相談しやすいんだよ。頼りがいあって)

「気分転換にぶらつけば?」とよい答えを返してくれた。

俺は「そうだね」、最後に「ありがとう」と言って電話を切った。

最近行ってなかった渋谷を少しぶらつくことにした。

帽子をかぶり、ラフな格好で出かけた。

誰にも怪しまれなかった。

ちょっと安心していた時、事件は起こった。













その日は少し暑くて、とてもじゃないけど帽子をかぶってられる状況じゃなかったんだ。

俺は暑くて、もうだめだと帽子を脱いだ。

そしたら、案の定。女子の大群が押し寄せてきたわけだ。











俺も必死だった。

だってこえーもん!女子の大群!

全速力で走り、近くにあった店にパッと入った。

定員さんが「いらっしゃいませ」と挨拶をくれた。

俺は誰も来ないうちに、2階へと向うことにした。

その店は、文房具から洋服、スポーツショップまであった。

ここなら広くて見つからないだろう。

少し休憩をすることにした。久しぶりの渋谷は、ちょっと疲れる。














「ふ〜…疲れた…」














































「あの」




































女の子一人が俺の話し掛けてきた。

俺は一瞬ビクつき、下を向いて「何?」とつぶやくくらいの声で答えた。

すると、女の子はおずおずと答えた。











「あの!二宮和也君ですよね!」

「そうだけど、何?」

「…えっと、何とか、そういう用じゃないんですけど…」

「で、何?サインかなんか?」

「あ!サインはいいです!なんかお疲れみたいだしvちょっと一言言おうかなっと思いまして」

「?」








彼女はいつものあの勢いのあるファンとは違い、かなりオットリとした感じの女の子だった。

普通だったらギャル語で、こんな風に俺のことなんて考えたりしない。

しかし彼女は敬語で、俺のことを気にかけてくれてる。俺は少し安心したような気になった。








「私、嵐大ファンなんです!で、嵐の中でも二宮君が大好きで、一番好きなんです!」

「あ、それはどうも//で、言いたかったのはそれだけ?」

「え!いや、違います。…


          あの、お誕生日おめでとうございます!!!」












…………
















なんか、ジーンときた気がした。

彼女は「これが言いたかったんです」と言って照れくさそうに笑った。

そして、カバンの中から手紙を出して、俺に渡した。










「後で出そうと思ってたんですけど…ここで合ったから渡しちゃいますねvじゃぁ、これからも頑張ってください」









それだけ言うと、彼女は早歩きでその場を離れた。

俺は手紙の内容が気になったが、事務所に行ってからジックリ読むことにした。





















































手紙の内容は、俺の誕生日を祝うものだった。

便箋は、一つ一つ可愛い字で埋められていた。

俺は、事務所に居る間ずっとその手紙を読んでいた。

なんでか、「もう一度会いたい」と、そう思うようになった。








忘れられない彼女の笑顔、言葉、しぐさ。そして別れた後の後姿。

声までもが鮮明に脳裏に焼きついていた。

彼女の名前は『』って言うらしい。(手紙に書いてあった。)


で、俺は手紙を呼びながら家に帰った。


家に帰った後も、やっぱり「会いたい」と言う思いはなくならなかった。

手がかりは、この手紙、

封筒には返信用封筒も書いてないし、住所も書いてない。

きっと、返事なんて来ないだろうって思ったんだろうな。

だよなぁ。俺、いっつも返事なんて書かないもんなぁ………(時々書くけど)

あっちから手紙が来るのを待つしかない…ってこと…かぁ?

なんか道は長そうだな。

俺も男だ!気長に待とう!













そして気長に待とうと決めてから3日後、もうバテテタ。

ってか、俺根性ねぇ〜…」と改まって実感した。










!!」










苛立ちながらの名前を延々と呼んだ。

とゆーか、念じた。に近い感じ。

届く様な気がした。…違う、届いて欲しい気がしたんだ。俺のこの思いが。

その後ろから、にゅぅっろ大野さんが現われた。








「!?びっくりするじゃないっすか!!大野さん」

って誰よ?」

「別に…ちょっとあって」

「ふぅん。そうなんだ?」





大野さんは興味なさ気に楽屋から出て行こうとしていた。

一体何しにきたんだか…(それを言っちゃぁ大cがかわうそぅ><)

大野さんは、ドアから出ようとした時、少し振り返り、







「悩むくらいなら動かなきゃダメだよ?」







最後まで『?』をつけて話した大野さん。(うん大野君らしいぃ…)

俺は大野さんに感謝した。

そうだ、待ってるだけじゃ男じゃない!会った場所まで行ってみよう!

それで会えなかったらまた悩めば良いし、












軽い足取りで、何も持たずにただ渋谷へと向った。

途中で帽子を忘れたことに気づいたが、今はそんなこと気にしてる余裕はなかった。

ただ、ただ走った。

黄色い声が飛び交う中、俺はあの、と会った店へと向った。

中に入ると、前と同じ定員が「いらっしゃいませ」と挨拶をした。

俺は駆け足で3Fへと向った。

辺りを見回しても、は居ない。

やはり、今日に限っているはずがない。よな。













「は〜ぁ、疲れた…」
















額に手を当て、大きく溜息をついたときだった。



































「あの……」





































の声が聞こえた。








































…?」

























































「…!?あの…私の名前わかるんですか?」

「え??あ、うん。手紙読んだから」

「そうですかぁv読んでくれました?一生懸命書いたんで、よかったですv
 あと、二宮君すごい汗ですよ。ハイ、このハンカチ使ってください」

「あ、ありがとう」












今、俺の目の前で起こっていることが、訳がわからなかった。

この展開を望んだはずなのに、

いざなってみると、口から声が出てこない。

心臓がバクバク言って……













「二宮君はどうしてまたここにいたんですか?私今すっごいビックリしてるんですよ?」

「それは俺のセリフ。なんではここに居るの?」

「いや…なんか、前運命っぽく会えたので、今回も会えるかな?ってvあれから毎日通ってたんです」

「毎日?」

「そうです。毎日………って、なんかおっかけみたい!おっかけだけはやめなさいって友達に言われてたのに」






あたふためいているはとても可愛くて、ふっと笑いがこぼれた。

俺はあの出会った瞬間恋をしたんだ。

そう、あの時、俺たちは運命的な出会いをしたんだ。







「あ、そういえば二宮君はどうして今日ここに?」

「なんとなく、に会えるような気がしてさ」

「そうですかv……で、あの、どうしてなんですか?」

「え?…あ、なんでだろう…ずっとって言ってたから抜けなくなっちゃって。嫌?」

「え!?まさか!全然!むしろ嬉しいです!」

「じゃぁさ。も俺のこと和也って呼んでよ!」

「…/////無理!無理です!そんなこと言ったら二宮君FANにボコボコにされちゃいます!」




「大丈夫!」








そう言って、俺はの額に軽くキスをした。











「俺が守ってあげるから」











は赤くなり、そして「ありがとう」と言った。

俺たちはこの後、時間をかけて『付き合う』というとこまでたどり着いた。

でも、二人が恋に落ちたのは、あの時、あの場所だったんだ。







ふとした出会いなんて一瞬。

それを物に出来るか、出来ないかで運命は決まる。

そして、自分で動かなければ何も始まらない。














素敵に出会って、素敵に恋して、

そんな風な人生が後れたら、満足だよね。



にの二十歳おめっとサンバ★
なんかある嵐のサイトさんのBBSで『ニノに渋谷で会った〜』と言うお方がいたので
ネタパクリました!ごめんね?
名前は言わない。あ、ちなみに私は未月だおぉ!
ニノは純粋だと思うんだよね!ってかそうであって欲しいな。































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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